セルフポートレート vol.10・・・今年も一年ありがとうございました (町田市の外壁と屋根のことなら ぺんき屋美装)


2013年の平成25年のセルフポートレートの続きです
前回の内容はこちらからご覧になれますセルフポートレートvol.9
今回でこのお話しは完結となります。

前回はいよいよ経営が行き詰って自社職人という制度がダメだと思い知らされる事件が発覚したところまで、お話ししました。

辞めていく職人に何故辞めるのか理由を聞く機会がありました
すると、彼の口から思いもよらない言葉がたくさん出て来ました
実は、工事部長はほとんど作業はしておらず、大人しい職人やらんぼーに作業の指示だけ出して自分は足場にも上って来ないというものでした。
それどころか、ぺんき屋美装に入った職人を言葉巧みに他の会社に紹介して日銭を稼ぐような事までしているというのです。
いつも私の話を『はい。はい。分かりました。明日しっかり確認しながらキチンと施工しておきます』と従順な物腰で私の一番の理解者で右腕だと思っていた工事部長は真の裏切り者だったのです。

現場確認や様子を見に行くこともままならなかった、これは私の経営者としての力量の無さが故に起こった裏切りでもあったと反省もしました。
あまりにも恥ずかしい内容なのですが、正直これが私の経営者としての力量だったのです。

そんな折 2014年 平成26年1月 町田市小野路町にぺんき屋美装の社屋が完成オープンしました。

その年の4月らんぼーを筆頭に若き職人達もぺんき屋美装を去って行きました。

自社職人を失った私は、自分の経営の在り方、自分の何がいけなかったのか?
自分は塗装を通して何がしたいのか?

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何日も何日も考えました。
まぁ考えたからと言って良い考えが出るって物でもありませんよね

実はこんな事になる前から、ちょくちょく手伝いに来てくれていた職人さんがいました。
大森君と古川君です。
ぺんき屋美装では、次々とまるでクーデターのように人が辞めて行く状態でしたが
彼等は、ぺんき屋美装を去りませんでした。
そうです。社員ではありませんので、誰にも命令されず自分の意思でここに居ます。

そして気づいたのです。
良い仕事をしたいのに、上司や部下のような上下関係は必要無い、自分の持てる技術を惜しみなく発揮できてお客様に喜んで頂きたいと思える職人、そしてお客様に認めていただく事を喜びと感じて、その為にしっかり尽くしたいと考える職人に仕事をしてもらえば良いのだと。

自分がそうであったように、自分の技術力量を磨き自分が納得出来る仕事をお客様に提供して喜んで頂く事が自分の天職と考える親方に任せよう。
儲からないかもしれないけど、彼等の直向きな施工を必要としているお客様はたくさん居るはず、ぺんき屋美装はそんな職人さんが大いに自分の技術を、誰にも指示されず惜しみなく発揮出来る店にしたい
全ては自分が職人として楽しかった思いを、そのまま経営に取り入れる事にしたのです。


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この体制になってから新しくぺんき屋美装の仲間に入った人、入ったが辞めてしまった人、色々ありました。
基本的に稼ぎたいと思って入った職人さんは去る結果になっていますね。

塗装工事というのは実際に手をかけてみないと分からない事も多くて依頼内容より塗装箇所に傷みがあればもう一度塗る必要がある時もあります。
今の職人さんは、見積りや依頼内容に無い施工または何かに立ち会うだけでも、手間が発生しますと平気で言われる方もいます。
昔の私のように『職人気質な私は身銭を切ってでも仕事の質を落としたくなかったんです。』こんな青臭い頑固なバカこそが職人だと私は信じています。
動く度にお金がかかるのは、技術者であってもはや職人とは言い難いです。
今は技術者ばかりで職人が本当に少なくなってしまって寂しい時代となりましたね。

2022年現在
いかがでしたか?私が塗装工事という職業に出会ってから現在までをざっくりとですが、ご紹介しました。
ふり返ると色々ありましたね(笑)
これからも、ぺんき屋美装はお客様に感動していただける塗装をご提供させていただき、職人が活き活きと仕事しやすい環境が整った唯一無二の塗装屋を目指してまいります。
これからも元気に頑張ってまいりますので、ぺんき屋美装をどうぞよろしくお願いいたします!


さて
今年も一年間ありがとうございました。
年明けは7日から営業致します

皆さま良いお年をお迎えくださいね!
また来年もよろしくお願い致します。


メールでのお問合せは24時間受け付けていますのでお気軽にどうぞ!

10年~15年先の次の塗り替えまで安心してお過ごし頂ける塗り替えをお約束します
町田市・八王子市・多摩市の外壁塗装はぺんき屋美装


なぜ〝ぺんき屋美装〟の塗り替えは長持ちするのか、動画でご紹介させて頂いております。よろしければこちらもご覧ください
https://www.painterwork.com/video/

「ぺんき屋美装」で働く職人さん達は、日々どんな思いで働いているのか?聞いてみました。

現場で働く職人の本音トークはこちらからどうぞ


ではまた来年!!

セルフポートレート vol.9・・・明日 11日(日)・12日(月)は定休日につきお休みさせていただきます (町田市の外壁と屋根のことなら ぺんき屋美装)


1991年の平成3年のバブル崩壊から数年後のセルフポートレートの続きです。
前回の内容はこちらからご覧になれますセルフポートレートvol.8

前回は、技術を追求し過ぎて仕事はあるのに貧しい生活になり、人を雇う事など考えられなかったという所までお話ししました。

この頃は、お客様が望む施工、いや望んでいるに違いないと私が勝手に上げたハードルを追求し過ぎて疲れ果て
働く本質を見失っていたのかもしれません。
そんな技術を極めたいと思う心と生活を天秤にかけながらの状態が10年ほど続きました。

いただくお仕事もスケールや仕事量も多くなっていきます。
いつまでも、お一人様でやって行くわけには行かないとは感じていたので、ここでやっと新聞の折り込み広告に求人をかけてみます。
すでに30歳を過ぎた頃です。

今思えば、苦悩はあったけれど、日々塗装技術を探求していたこの頃が「塗装職人として」一番楽しかったとも思います。
誰も雇わず1人で気楽でしたしね。

新聞の折り込み求人は当時の職人さん達は皆見ていたと思います。
現在の世間での標準的な手間賃などの情報収集にも役立っていたからです。
何人か面接をしてその中から歳の近い、経験豊かな職人を雇い入れました。
この職人とは10年程度の間、職長をやったり突然辞めてしまったり、その後も手伝いに来たりと繋がりがありました。
気の利いた、出来る職人が二人揃った段階で、見習いを育てたいと考える様にもなりました。
今までも、見習いの子を短期間だけ雇った事もありましたが、やはり自分の技術を受け継いでもらう『弟子』が欲しかったんですね
今思うと古い考えでしたね(笑)

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見習いの若い子が現場に入ると、現場の雰囲気がなんとなく和やかになります。
職人はみな教えたがるので、見習い君はあちこちで呼ばれて引っ張りダコです。
この見習い君は初めて刷毛で破風板を塗らせたときに、ほっぺたを軍手で擦ったらしくペンキがまるで横線を引いたようにシュッとなっていました。
傑作だったのは、それが右、左両方のほっぺについていた事です。
たまたま見かけた私が「まるでランボーみたいじゃん!」と言って皆が笑った事をきっかけに、皆から親しみを込めて『らんぼー』と呼ばれるようになりました。
和やかではあっても職人の世界ですから、身体も使うしそれなりに厳しい日々が続きますが
らんぼーは、数か月、数年と寒い冬も暑い夏も、怒られても、踏ん張りました。
そして任せてもらう仕事も増えて一人前になっていきました。

これまで一緒にやってきた職人達は、様々な理由から1人づつ辞めて行き最後は私とらんぼーだけになった時期もありました。
毎日、社長の下で作業をするのは身体より精神的にきつかったでしょうね。
そんな状態が1年続いたかどうかというタイミングで、後の工事部長を任せる事になる本多君(仮名)が入社、それに伴い数人の職人も入社して、5人体制で工務店のリフォーム塗装工事、新築塗装工事や住宅塗り替え塗装を行って行きます

だんだん私は現場から離れて管理をしなければ、現場がまわらない状態となっていきました。

自分が妥協出来ない内容を本多に託し
私は見積りや事務と裏方にまわりました。

この頃はメールで写真を送ったりするのが、やっとの時代です
気になる部分は、話を聞いたり写真を見て判断するしかありませんでした。
当時は施工可能エリアも定めておらず、都内で作業していた事もありましたから、気になる事がある度に現場に行っていると、現場との往復だけで他には何も出来なくなってしまいます。
現場に10分しかいなくても、現地への往復の移動時間を合わせると2時間程度になる現場も多くて、結果的に半日は潰れてしまう事になります。
そうすると今日やるはずだった仕事が明日に明日の仕事は明後日に、そのうちに他にも気になる事ができてと、いつまでも終わらない負の連鎖となってしまいます。

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今だからはっきり言いますが、この頃私が納得できる仕事をする職人に出会った事はありませんでしたので『ある程度は仕方ない』と自分に言い聞かせる毎日でもありました。
ただ仕事が粗いとかいい加減という訳ではありませんので、提供させていただいている施工は当然素晴らしい出来栄えなんですけどね。
あくまでも私の中の「職人としての血」が納得できないだけです
いつも心の中で『何故もっと良いやり方があるのに気づかないのだろう?』みたいに思っていました。
それでも、社長の納得の行く施工を実際にやっていくと今よりもっと時間がかかりますと現場で働く職人達から言われ、経営の厳しい状態が続きます

2013年 平成25年 いよいよ経営に行き詰まっていたある日、自社職人という制度がダメだと思い知らされる事件が起きます。


さて
今週も一週間ありがとうございました。
また、来週13日(火)からよろしくお願い致します!


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10年~15年先の次の塗り替えまで安心してお過ごし頂ける塗り替えをお約束します
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なぜ〝ぺんき屋美装〟の塗り替えは長持ちするのか、動画でご紹介させて頂いております。よろしければこちらもご覧ください
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ではまた!!



セルフポートレート vol.8・・・明日 6日(日)・7日(月)は定休日につきお休みさせていただきます (町田市の外壁と屋根のことなら ぺんき屋美装)


1985年の昭和60年頃のセルフポートレート続きです
前回の内容はこちらからご覧になれますセルフポートレートvol.7

バブル直前の1985年 昭和60年日本は景気が良く、と言っても独立して世の中に飛び出したばかりの私には、景気が良いも悪いも判断できませんでした
月9ドラマ、トレンディードラマと呼ばれるテレビドラマが流行っていたのもこの頃じゃなかったかな?
どんどんエスカレートする夜の街のイルミネーション、マハラジャやゴールド、ジュリアナTOKYO そして若い女の子達はワンレン・ボディコンと世の中は浮かれまくっていましたね。

今思えば好景気だったからか、見た事も無いような塗料を使った、聞いた事も無いような工程が次々と現れ、恵比寿の工務店や目黒のデザイン事務所から、初めて耳にするような内容の依頼をたくさん頂きました。
今だったら、スマホでちょちょいと調べて概要も有る程度つかむのにそれほど時間も掛からないでしょうけど、当時は毎年発行されている積算単価、また新建材や輸入建材を扱った専門誌、そして塗料店、塗料メーカーに電話で聞くしか方法がありませんでした。
それでも依頼が来れば『はい。知っています大丈夫です』とはったりを利かせ、もちろん引き受けます

その結果私の日常は、月曜日から土曜日までは現場で作業をし日曜日は専門誌などで情報収集。
少ない情報で今までの少ない経験を元に、論理立ててこんな施工をすれば、こんな形で収まるはずだ・・・
などと思いを巡らせ日曜日のうちに週明けメーカーに問合せする内容を固めておくなど
日々休み無しでしたので、好景気を味わうような余裕は全く有りませんでした。

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それでも、初めて触る塗料や、施工工程の経験、そして完成した作品を見れる事は職人としては凄く刺激的で楽しく、忙しさに疲れていても充実した、そんな日々でもありました。
流石に24時間戦えませんででしたけどね(笑)
珍しい施工としては、店舗の内装デザインの分野で貝殻のようなテクスチャーが再現できる塗装や布をペタペタしてテクスチャーを付ける技能教習を受けた事もありましたが、これはイタリヤの塗料技術を使った工法でした。
後に塗料メーカーから『中国に技術者として行ってくれませんか?』と白羽の矢が立った事もありました。
当時中国は建築ラッシュでした、私への依頼は大型デパートの内装の何千㎡をシェルパターンで仕上げる技術者として現地の職人に指導、監督しながら施工もして欲しいというような内容だったと記憶しています。

そして1991年 平成3年バブルがはじけます。

明るく楽しかった時代が終わりを告げた数年後、それでも私の仕事は相変わらずの毎日が続いていました。
その頃、お仕事を下さっていた工務店さんや、デザイン事務所(店舗屋さん)、その他にも現場で知り合ったクロス屋さんや左官屋さんに仲良くしていただき、そこからまた新たな工務店さんを紹介いただいたりと、少しづつお仕事の量も増え、地元である町田、相模原のお仕事も頂ける様になって行きます。

まだまだバブルを引きづっていた?相模原は建売を建てれば売れる時代でしたので、木材が原価で手に入る木材の『製材所』が建売を手掛けている事がとても多くて、製材所の多い津久井の製材所の仕事をされていた左官屋さんから製材所さんをご紹介していただく事になりお仕事をいただけるようになり、少しづつですが地元での工事依頼が増えて行きました。

1人親方を貫いていた私は、日産キャラバンの荷物スペースには真ん中を歩けるように両側に木製の棚を作り調色用の塗料やローラーを常備積み込んでいて、棚の上の方には下げ壺と言う塗装する際に左手に持つ塗料を入れる金属のバケツがお互いぶつかり合ってガチャガチャと音を立てて現場へ向かいます
もっともっと実力をつけたくて、自分の技術を磨く事に専念する、そんな毎日でした。

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技術を追求すればするほど、必要な工程を理解すればするほど、手間を掛けて施工をする必要を感じるようになり、完成までの日数も増えるようになります。
その結果、仕事はあるのに貧しい生活になってしまいます。
いただいた工事費のほとんどは私が頂くはずの手間賃なのですが、それをお客様に還元してしまっている訳ですから当然儲けの少ない状態となりますよね。

だから一人での作業がきつくても人を雇って、他人の生活の面倒がみれるとは思えなかったんです。
職人気質な私は身銭を切ってでも仕事の質を落としたくなかったんです。

さて
今週も一週間ありがとうございました。
また、来週8日(火)からよろしくお願い致します!


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