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セルフポートレート vol.9・・・明日 11日(日)・12日(月)は定休日につきお休みさせていただきます (町田市の外壁と屋根のことなら ぺんき屋美装)



1991年の平成3年のバブル崩壊から数年後のセルフポートレートの続きです。
前回の内容はこちらからご覧になれますセルフポートレートvol.8

前回は、技術を追求し過ぎて仕事はあるのに貧しい生活になり、人を雇う事など考えられなかったという所までお話ししました。

この頃は、お客様が望む施工、いや望んでいるに違いないと私が勝手に上げたハードルを追求し過ぎて疲れ果て
働く本質を見失っていたのかもしれません。
そんな技術を極めたいと思う心と生活を天秤にかけながらの状態が10年ほど続きました。

いただくお仕事もスケールや仕事量も多くなっていきます。
いつまでも、お一人様でやって行くわけには行かないとは感じていたので、ここでやっと新聞の折り込み広告に求人をかけてみます。
すでに30歳を過ぎた頃です。

今思えば、苦悩はあったけれど、日々塗装技術を探求していたこの頃が「塗装職人として」一番楽しかったとも思います。
誰も雇わず1人で気楽でしたしね。

新聞の折り込み求人は当時の職人さん達は皆見ていたと思います。
現在の世間での標準的な手間賃などの情報収集にも役立っていたからです。
何人か面接をしてその中から歳の近い、経験豊かな職人を雇い入れました。
この職人とは10年程度の間、職長をやったり突然辞めてしまったり、その後も手伝いに来たりと繋がりがありました。
気の利いた、出来る職人が二人揃った段階で、見習いを育てたいと考える様にもなりました。
今までも、見習いの子を短期間だけ雇った事もありましたが、やはり自分の技術を受け継いでもらう『弟子』が欲しかったんですね
今思うと古い考えでしたね(笑)

2022.2.26.1.JPG

見習いの若い子が現場に入ると、現場の雰囲気がなんとなく和やかになります。
職人はみな教えたがるので、見習い君はあちこちで呼ばれて引っ張りダコです。
この見習い君は初めて刷毛で破風板を塗らせたときに、ほっぺたを軍手で擦ったらしくペンキがまるで横線を引いたようにシュッとなっていました。
傑作だったのは、それが右、左両方のほっぺについていた事です。
たまたま見かけた私が「まるでランボーみたいじゃん!」と言って皆が笑った事をきっかけに、皆から親しみを込めて『らんぼー』と呼ばれるようになりました。
和やかではあっても職人の世界ですから、身体も使うしそれなりに厳しい日々が続きますが
らんぼーは、数か月、数年と寒い冬も暑い夏も、怒られても、踏ん張りました。
そして任せてもらう仕事も増えて一人前になっていきました。

これまで一緒にやってきた職人達は、様々な理由から1人づつ辞めて行き最後は私とらんぼーだけになった時期もありました。
毎日、社長の下で作業をするのは身体より精神的にきつかったでしょうね。
そんな状態が1年続いたかどうかというタイミングで、後の工事部長を任せる事になる本多君(仮名)が入社、それに伴い数人の職人も入社して、5人体制で工務店のリフォーム塗装工事、新築塗装工事や住宅塗り替え塗装を行って行きます

だんだん私は現場から離れて管理をしなければ、現場がまわらない状態となっていきました。

自分が妥協出来ない内容を本多に託し
私は見積りや事務と裏方にまわりました。

この頃はメールで写真を送ったりするのが、やっとの時代です
気になる部分は、話を聞いたり写真を見て判断するしかありませんでした。
当時は施工可能エリアも定めておらず、都内で作業していた事もありましたから、気になる事がある度に現場に行っていると、現場との往復だけで他には何も出来なくなってしまいます。
現場に10分しかいなくても、現地への往復の移動時間を合わせると2時間程度になる現場も多くて、結果的に半日は潰れてしまう事になります。
そうすると今日やるはずだった仕事が明日に明日の仕事は明後日に、そのうちに他にも気になる事ができてと、いつまでも終わらない負の連鎖となってしまいます。

2022.2 (14).JPG

今だからはっきり言いますが、この頃私が納得できる仕事をする職人に出会った事はありませんでしたので『ある程度は仕方ない』と自分に言い聞かせる毎日でもありました。
ただ仕事が粗いとかいい加減という訳ではありませんので、提供させていただいている施工は当然素晴らしい出来栄えなんですけどね。
あくまでも私の中の「職人としての血」が納得できないだけです
いつも心の中で『何故もっと良いやり方があるのに気づかないのだろう?』みたいに思っていました。
それでも、社長の納得の行く施工を実際にやっていくと今よりもっと時間がかかりますと現場で働く職人達から言われ、経営の厳しい状態が続きます

2013年 平成25年 いよいよ経営に行き詰まっていたある日、自社職人という制度がダメだと思い知らされる事件が起きます。


さて
今週も一週間ありがとうございました。
また、来週13日(火)からよろしくお願い致します!


メールでのお問合せは24時間受け付けていますのでお気軽にどうぞ!

10年~15年先の次の塗り替えまで安心してお過ごし頂ける塗り替えをお約束します
町田市・八王子市・多摩市の外壁塗装はぺんき屋美装


なぜ〝ぺんき屋美装〟の塗り替えは長持ちするのか、動画でご紹介させて頂いております。よろしければこちらもご覧ください
https://www.painterwork.com/video/

ではまた!!


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