
2025.04.19
投稿日:2025.04.26 最終更新日:2025.04.26
皆さんいかがお過ごしですか?
今日の町田市は昨日に引き続き曇り空で、せっかく昨日と今日完工だったのに美しい仕上がりをカメラに収める事が出来ませんでした。残念
さて、早速本題に入りますね
目次
高度成長期に丈夫な素材として、建設建築物に使用されている石綿、アスベストを使用した建設作業に関わっていた作業員がアスベストが原因で死亡し労働組合が国を相手取り裁判を起こし、裁判でアスベストの危険性を十分に精査出来ていなかった過失が国にあるという判決が下りました。
国の被害者への賠償は今も続いています。そして、工事現場で働く作業者にはアスベストがどんなものか知ってもらうよう指導したり、健康診断などの実施も義務となりました
それまで、アスベストを混入すれば丈夫な建材が製造出来たわけですが、その変わりを果たせる物が見つからなかったのです。
各建材メーカーは、強度を保つ為の実験を繰り返し模索した日々だったと思います
そんなノンアスベストにより多大な影響を受けた物のひとつが屋根材です
製造メーカーは日々どうしようと試行錯誤している間にも、ドンドン新築が建ち、完璧な屋根材の開発を待っている時間はありませんでした
また、それまでパッとしていなかったメーカーはチャンスです
早くアスベスト不使用の屋根材を開発して世に出そう!と開発はかなり急がれた事は容易に想像がつきますね
屋根材といえばクボタでしたが、追いかけるように松下電工、そしてニチハが少し出遅れて発売したように思います
よく耳にするコロニアルNEOがクボタの製品です
クボタの場合、NEOと名前についている物はほぼ全滅です
そして、なにより一目見ただけで、これはダメだと分かるのが【ニチハ・パミール】です
コロニアルNEOやレサス、ザルフも不具合屋根材で塗装不可ですが、これほど目に見えて分かる激しい痛みはパミールならではです
横から見ると表面の塗膜面が反り上がってめくれている状態なのが分かります
これは、屋根材本体が雨水を吸い、冬場凍り塗膜の下で爆裂を繰り返している状態だと推察しています
近くで見ると何層にも分断されているのが確認できると思います
これを業界ではミルフィーユ現象と呼んでいます
ニチハパミール 【NM-9269】 アクリル樹脂系塗装・砂付/繊維混入セメントけい酸カルシウム板として1996年から2008年まで販売された屋根材でノンアスベスト化して間もなく製造された頃の屋根材です
建築図面の立面図や、矩計図面、仕様書などに「パミール」や「NM9269」記載があったら要注意です
ニチハでは、まず屋根材を止めている釘が錆びやすいので注意が必要と発表していましたので、台風など吹き飛ばされる可能性も0ではありません
見ての通りの状態でも「悪いところだけ少し取って塗装できるから大丈夫」という事を平気で言ってくる業者が過去にいました
それは持つという意味では無く、物理的に「塗れる」と言っているのであって、持ちますと言っている訳ではありませんので、言葉遊びに騙されないよう、ご自宅に何が使用されているかご自身で調べておく事も自己防衛に繋がると思います。
気になる方は是非、一度ご自宅の図面を見てみてくださいね
さて
今週も一週間ありがとうございました。
また、来週29日(火)からよろしくお願い致します!
メールでのお問合せは24時間受け付けていますのでお気軽にどうぞ!
10年~15年先の次の塗り替えまで安心してお過ごし頂ける塗り替えをお約束します
町田市・八王子市・多摩市の外壁塗装はぺんき屋美装
なぜ〝ぺんき屋美装〟の塗り替えは長持ちするのか、動画でご紹介させて頂いております。よろしければこちらもご覧ください
https://www.painterwork.com/video/
「ぺんき屋美装」で働く職人さん達は、日々どんな思いで働いているのか?聞いてみました。
現場で働く職人の本音トークはこちらからどうぞ
ではまた来週!!
町田市で評判の良い塗装会社
_______ この記事を書いた人 ________
多田 勇一
プロフィール
東京都町田市の有限会社ぺんき屋美装代表取締役、40年以上住宅塗装に携わり、様々な新建材の使用された結果を見て来た経験から、塗装だけではなく建物に使用されている建材の状態や問題があればその建物の状態を正しく理解し、最善の施工の提案が出来るようひと月の施工件数を6棟までとし、お客さま一人一人にしっかりと寄り添い、本当に必要な工事を提供している。
保有資格
建築塗装一級技能士・二級施工管理技士(仕上げ)・NTスラリー瓦塗替え工法施工者認定・水谷ペイント認定技術者・スーパーセランフレックス 認定施工店・一般建築物石綿含有建材調査者
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