10代、目黒区鷹番で母と二人暮らしをしていた私は、
世間の白い目を子供心に感じながらも、どうしようもない半端者でした。
そんなとき、偶然出会った「塗装」のお仕事。
もがき苦しんでいた私は、その出会いをきっかけに真っ当な生き方を見つけ、
同時に、塗装の奥深い魅力に引き込まれてゆきました。
あれから40年。
ぺんき屋美装での施工を通して実現したいのは、
「お金よりも仕事の質を重視し、職人とお客様の両方が満足すること」。
単に仕事をこなすのではなく、職人が誇りを持って自らの技術を存分に発揮し、
お客様に心から喜んでいただくことこそ、
職人としての歩みで形成された揺るぎない信念でした。
なぜこのような考えに至ったのか、その背景をお話しするために、
私の現在までの道のりを振り返りながら、丁寧に紐解いていきます。