投稿日:2024.12.03
No:352
町田市図師町 S様邸 外壁塗装・ガルバ屋根葺き替え工事 事例

お客様のご要望
築29年の中古住宅を購入したが、外壁は何度か塗っているようだが、傷んでいる。屋根は現在の物からガルバリウム鋼板の屋根に変えたい、ただしカバー工法では無く葺き替えでお願いしたい。
また、茶室もあり木部が多くこの雰囲気をしっかり活かせる施工が出来る会社にお願いしたいと考えている。
施工事例データ
施工箇所 | 外壁:H22-90A 屋根:Sシェイドブルー 破風板:H17-50P 軒天井:H22-90A 雨樋:H17-40H 和風門:H17-50P 木部:ダークオーク 破風カバー:Sオレンジ |
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施工内容 | 外壁塗装・ガルバリウム鋼板屋根葺き替え・軒天井張り替え・妻破風ガルバカバー |
工事期間 | 約8週間 |
工事費用 | 400~500万円 |
使用商材 | 外壁 ナノコンポジットW 屋根 スーパーガルテクト 破風カバー ニスクカラー |
築年数 | 29年 |
ご提案内容
建物診断の結果、屋根材はニューコロニアルでアスベストが10%も入った丈夫ですが健康被害の元になりうる屋根材でした。
こちらは、お客様のご要望で、ガルバリウム鋼板を使って葺き替えたいとご要望をいただきましたので、カバーでも対応は可能ですが、やはり葺き替えの方が安心な面も多いので反対する事も無くガルバリウム鋼板を使って葺き替えをご案内しました。
また、既存屋根を剥がした下地へ構造用合板も張り更に下地を強化してからの施工となりました。
外壁はモルタルですが、何度も分厚く塗っている為、可能な限り薄くしかも塗料がしっかり密着する工法を用い、その上で藻や汚れに強くコストパフォーマンスの高いナノコンポジットWをお勧めしました。
木部が一番の目玉でしたが、『茶室の持つ侘び寂び』を引き出す仕上げ方法をご提案させていただきました。
施工前はこちら
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外壁はモルタルでリシン吹き仕上げを何度か塗り替えています 屋根はニューコロニアルです
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これを見た時に塗装ではなく、薬品を使わずに水で拭き上げる方法をご提案したくらい『塗るのがもったいない』と感じました
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激しいチョーキングが見られ、今までの塗装屋さんから、あまり大事にされて来なかったように感じました
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ニューコロニアルです 何度か塗り替えているので、この状態なら素地が出ないと思うので塗り替えも可能です。
ぺんき屋美装によるカラーシミュレーションの様子
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基本的な外壁の色は現状の色に近い方が良いが、全体の色のバランスを良くしたいというご希望です 破風板や軒天井が現状かなり黄色いので、違和感があるので栗色をお勧めしました
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外壁や塀は現状より暖かみのある白に、破風板や軒天井は『まっ黄色』が良いと言われたのですが、『せめて破風とバランスをとるために雨樋だけにしてくださ~い』とお願いし、この配色となりました。 『風水』なんだそうです。 なるほどです・・・・しかしこの配色が後に奇跡を起こします。
ぺんき屋美装による施工中の様子
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【足場架設工事】
定番となった黒いメッシュシートは足場に人が居ると透けて見えるため防犯性が高く大変ご好評をいただいています。
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【屋根葺き替え工事】
まずは屋根の解体からです 屋根材と金物は全て撤去です
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【屋根葺き替え工事】
構造用合板を既存の屋根に合わせて貼って行きます
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【屋根葺き替え工事】
屋根の面と面が切り替わる部分を『谷』と呼びますが、このようにまずは、谷へルーフィングを『捨て貼り』します
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【屋根葺き替え工事】
そして、右から左からと2重3重に重ねて貼る事で、建物のねじれ等が原因となるルーフィングの破れからの雨漏りを防止しています かなり重要な工程です
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【屋根葺き替え工事】
全体に真新しい構造用合板の上に屋根下地であるルーフィングを貼って行きます
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【屋根葺き替え工事】
まずは谷など『役物』から取り付けて行きます
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【屋根葺き替え工事】
先に取りつけた役物に、被せるように屋根材を取り付けます
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【屋根葺き替え工事】
葺き上がった屋根材に棟の下地になるヌキ板(今回は樹脂製)を設置し専用カバーを設置します
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【高圧洗浄】
外壁です。高圧洗浄で汚れと付着の弱くなった塗膜ごと削ぎ取るように洗います しっかり洗って良い下地を作ります!
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【高圧洗浄】
木部の状態です かなり傷んでいるのが分かります 塗装出来るけど塗装で良いのか?
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【外壁塗装】
下塗りこそ大事!透けたりムラの無いのは当然で、端から端まで均一に塗られていないと塗膜性能にムラがでてしまいます
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【外壁塗装】
中塗りも下塗り同様に一番は均一に、一回一回を大切に美しく仕上げていく感覚が大切です
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【外壁塗装】
上塗りは中塗りがしっかり乾いたら塗布量をしっかり確認しながら施工します
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【木部塗装】
どのように仕上げるべきか?はお客様がどんな仕上がりを求めているか、その気持ちをどれだけくみ取れるかにかかっています 正直、クリヤーつまり透明で仕上げると傷んでいるなりの仕上がりとなるため、色を付けたくなります でも、それは『侘び寂び』の世界観から外れてしまうので、あえて色の修正を行わず、しかも半艶で仕上げました
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【木部塗装】
濡れ縁だけでなく、再着色する木部には、魔法の下塗りを全て塗りました 全ては自然な仕上がりの為に
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【木部塗装】
『侘び寂び』の世界観から本来の艶やかな世界へ戻して参ります
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【木部塗装】
しっかり着色しながらも『塗装しました』という雰囲気をださず『侘び寂び』の世界観を残した仕上がりになったと思います!
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【板金工事】
塗装だけで仕上げるつもりでしたが、高圧洗浄を行ったところ、妻部分は大工さんに破風板を交換してもらおうか悩むくらい傷んでいました そこで、傷んでいた妻部分の破風板のみを、SGLガルバリウム鋼板を使ってのカバーをご提案する事にしました 雨どいの取り付けられた破風板は、雨樋が雨除けになって傷みも少ないので、妻部分だけで今回ご許可いただきました まずは、木製の破風板を塗って仕上げた上にガルバリウム鋼板を加工したカバーを取り付けます ここで塗装と板金の色がほとんど一緒という、まさかの展開に正に【奇跡】ですね!
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【仕上げ】
とても大切な工程のひとつです。養生を貼っていた養生から塗料が漏れた塗料を溶解力の弱いシンナーを使いサッシを傷つけないよう掃除します
施工が完了しました
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お引渡しです
完成をご覧になってとても喜んでいただけて本当に良かったです! S様この度はありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願い致します