下地調整の範囲って?
- 投稿日:2016年 2月 8日
- テーマ:塗装の話
今日の町田は朝はパッとしないお天気でしたがお昼前には、すっかり良いお天気に
私と栄田くんは、相模原市中央区横山台のお宅の着工が近づいてきましたので
近隣の皆様へご挨拶に伺いました!
町田市広袴町O様邸です
もともとモロいと判断していた外壁状態でしたが、先日の高圧洗浄で
思った通り、結構ハゲが出来てしまいました
拡大すると、こんな感じでクレーターになっています
何故モルタルまで?
これは雨が塗膜を通り抜け、モルタルに浸透してその水が氷ったり湿っては
乾いたりを繰り返す事で、ボロボロになってしまったためです
早期に手を入れていればここまでにならずに済んだのですが・・・
窓の上もサッシュに溜まった雨を吸って、やはりボロボロ・・・
通常、ここにコーキングを打つ必要はありませんが、全体の状態を
考えると、雨漏りの原因になりそうです
念のためウレタンコーキングを打つ事にしました。
破風板ですが、下地調整・・・とお見積り書に記載しています
コーキングなどと言う言葉は書いていませんが、窯業系の破風板(不燃材)
の場合、必ず継ぎ目があり10年も経てば、コーキングはボロボロになっているのが
普通です
ですからぺんき屋美装では、コーキングを打つところまでが下地調整の範囲としています
今日はこの辺で!
また明日!!
現場調査へ!(塗り替え工事お見積り)
- 投稿日:2016年 2月 7日
- テーマ:ご来店いただきました!
本日は2軒のお宅へお見積りの現場調査へ行ってまいりました!
まずは川崎市宮前区のお宅へ
外壁は多彩色サイディングです
お客様のご要望はやはりサイディングの色柄を生かしたクリヤーで
塗り替えたいという事ですので、どのくらい傷みがあるかのチェック
を行いますが、下の画像の赤丸の中にグレーの部分が見えますね?
これは表面塗膜が剥がれ、サイディングボードの素地が見えている状態です
このような部分があまりにも多いと、さすがに補修で色を付けたりするのは困難ですので
クリヤーでの施工不可という判断を下さなければなりません
例え築年数が10年に満たない場合でも、クリヤーが使えないほど傷んでしまっている事も
ありますので、心配な方は是非ご相談くださいね。
ご相談、お見積りは当然、無料ですのでお気軽にご連絡下さい!
0120-49-1030
午後からは八王子市下柚木のお宅です
屋根の状態の確認です
栄田くんは今日も頑張っています!
サイディングとモルタルの壁を上手く使用したオシャレな建物なんですが
いささか問題ありですね・・・
どの塗料でどのような施工が、この建物が抱える問題を解決出来るか?
少し時間をかけて考えてみたいですね
これなら行ける!と自信を持ってお客様にご提案出来るように
夕方には相模原市緑区からお客様がご来店です
今日は、お見積りのお渡しと詳しいご説明をさせて頂きました
お客様のご要望で3月後半か4月には工事が始められそうです
S様ご来店ありがとうございました。
今日も盛りだくさんな1日に感謝です!
明日も頑張ります!
また明日!!
クレームの電話(屋根の遮熱塗装)
- 投稿日:2016年 2月 6日
- テーマ:塗装の話
昨日の事です
4年前に塗り替え工事の施工をさせて頂いたお客様から
「屋根にコケがすごいんだけどどう言う事?」とかなりお怒りのご様子・・・
「明日確認に伺いますので、まずは状態を確認させて下さい」
そして、本日決まっていた予定をこなし4時近くに伺うと確かにコケが目立つ。
ただ実際のところ剥がれなどが無くてホッとした
剥がれたりするのは施工上の問題だけど、藻が生えたり汚れたりは建物を取り巻く環境による
ものが多いから。
素人の目には剥がれていても藻が生えているだけのように見えて居たりするので、自分の目で
確認するまでは、まったく状況が分からないのと同じなんです。
ただ藻が生しただけだと、心の中では「うちの問題じゃなくて良かった~」などと安心してしまった。
現状の確認が終わったところで、自分の中では環境の問題という結論を持って
ピンポーン
お客様が出て来られた
かなりご立腹のご様子
当然、「何でこうなるの?」という質問
私「屋根のすぐそばに木があるのが湿気をもたらし悪さをしている物と思われますね」
お客様「前の塗装は12年経っても気にならなかったけど?」
私「以前の屋根の色は黒かったから、藻が目立たなかったと思いますよ」
お客様「この色にしたら、こうなるって教えてもらってないわよ!」
私「確かにそうですが、建物の条件は全てのお宅で違うので藻がここまで目立つというのは想像が出来ませんよ~」
お客様「この屋根を見て、塗り替えをやれって業者がたくさん来て困っているのよ!なんとかしてよ!」
私 お客様の気持ちが、なかなかくみ取れない私は、同時期に塗り替えしていた建物を指さし
「あのお宅もちょうど同じ時期に塗り替えていましたが、やはり藻が生えています
ただ、違うのは、あちらの建物の屋根は色が濃いので藻の色が目立たないという点です」と続ける・・・
このような、やり取りが数分。
私 少しずつ施工させて頂いた時の様子を思い出す
「弊社で施工させて頂いて完了した時に、こんなにしっかり手を掛けて塗り替えてもらったのは初めてです
本当に嬉しいとおっしゃって下さっていたじゃないですか?本当にその通りの施工をしていたんですよ?」
お客様は、私のいう事は分かるけど、納得できない!という表情を浮かべています
ここでやっと気づきます。
きっと信じていたのに裏切られた!というお気持ちで胸がいっぱいなのだと。
そうです。
お客様は本当は信頼していたいのです。
4年前と同じ気持ちで居たかったのに・・・
悔しさが怒りに変わってしまったんだ
だから一番大切なのは、信頼関係を取り戻す事。
その為にやらなければならない事は何か?やれることは何か?
そこで私は
私「もし、同じ材料でもう一回塗ったとしても、また4年後には同じ結果になってしまう確率は高いです」
「そこで、良かったら玄関の上の一番気になっている屋根だけ濃い色で塗り替えましょうか?そうすれば
同じように藻が生えたとしても今よりは目立たないです」
お客様「無料で?」少し笑みが戻る
私「もちろんです(笑)」
私「お困りなのを知らんふりはしません!ただ施工が悪いから、こうなったと思われるのが一番辛いんです・・・
環境によってこのような結果が出てしまったという事だけはご理解くださいね」
なんて、私も言いたい事を言わせて頂いちゃいました
お客様は安堵の笑みを浮かべ、だんだん冗談も飛び出し
いつの間にか、あの4年前に私たちの仕事を喜んでくれたお客様に戻っていました
二人笑顔で話しをした後、工事の日程が決まり次第連絡をしますと言うと、
「困っていたので本当に助かります。ありがとうございます」と深々と頭を下げて下さいました
私は「ご心配をお掛けしてすみませんでした」と何度も頭を下げ
お客様は私の車が見えなくなるまで見送って下さいました・・・。
遮熱塗料を使う場合、その効果を考えれば明るい色を選びたくなります。
けれど、明るい色にする事によってどんなマイナスな面があるかも我々プロが
しっかり把握してお客様へお伝えしなくてはなりません
私たちが一番考えなければならない勉強をさせて頂きました。
今日はとっても大切な物を頂いた気がします。
今日は長い話ですみませんでした
この辺で!
また明日!!
http://painterwork.com/